愛知県には「ラーニング(学び)」+「バケーション(休暇)」を組み合わせた「ラーケーションの日」という制度がありますが、2026年現在も名古屋市立の学校は対象外となっているため注意が必要です。
一方、名古屋市を除く県内53市町村の公立校では、今年も「年3日」の取得が可能。
「欠席にならない」という大きなメリットを活かすには、事前の申請が欠かせません。
そこで今回は、受理されやすい理由の例文や給食停止の注意点など、2026年最新のルールに基づいた正しい取り方を徹底解説します!
▶制度の仕組み: 年3日まで「欠席扱い」にならずに休める最新ルール
▶対象エリア: 名古屋市を除く愛知県内53市町村の公立校
▶申請の手順: 1週間前までの届け出や、デジタル申請(アプリ)への対応
▶理由の例文: 提出時にそのまま使える「通る理由」の具体的な書き方
▶給食の注意点: 給食費を無駄にしないための停止期限と返金の仕組み
▶活用アイデア: 2026年の平日に狙いたい県内外のおすすめ学習スポット
【対象】実施エリアと対象校を確認
「ラーケーションの日」は愛知県全域で一斉に始まった制度ではなく、名古屋市のみ運用が異なるのが最大の特徴です。
▶実施エリア:名古屋市を除く53市町
主な対象都市: 一宮市、豊田市、岡崎市、豊橋市、春日井市、安城市、西尾市など
名古屋市について: 名古屋市立の小中学校・高校は、2026年現在も制度の対象外
| 学校種別 | 対象範囲 | 備考 |
| 小学校 | 名古屋市を除く53市町の全公立校 | 私立小学校は対象外 |
| 中学校 | 名古屋市を除く53市町の全公立校 | 私立中学校は対象外 |
| 高等学校 | 全県立高校(名古屋市内含む) | 名古屋市立高校は対象外 |
| 特別支援学校 | 全県立学校 |
このように、名古屋市内にある高校でも「県立」であればラーケーションの対象になります。
逆に名古屋市内にある「市立」高校は対象外となるため、お子様の通う学校が「県立」か「市立」かを確認しましょう。
なぜ名古屋市は対象外?
愛知県内で唯一名古屋市が「ラーケーションの日」を導入していないのには、市独自の教育方針が大きく関わっています。
1.家庭間での格差
親の仕事の都合などで「休める家庭」と「休めない家庭」の差が出るのは不公平。
2.学習保障の難しさ
授業を休んで校外活動をする際の学習内容をどう担保するかが不透明。
3.現場の負担増
出欠確認や給食の停止手続きなど、教職員の事務作業が増大する。
2023年の制度開始時、当時の河村市長が県主導の「休み方改革」に反発し、名古屋市の独自性を強調したことも背景にあります。
その結果、県民の日に関連する「学校ホリデー」も含めて名古屋市は不参加となりました。

「学校ホリデー」(県民の日学校ホリデー)も、保護者アンケートで3分の1が「有意義でない」と回答していることなどから不参加になっています。
市民の声を反映している結果が見えますね。
【愛知 ラーケーションの日】基本ルール
愛知県全域(名古屋市を除く)で運用されている「ラーケーションの日」について、どこへ行っても変わらない「共通ルール」と、学校ごとに確認が必要な「個別ルール」を整理しました。
全県共通の「6大ルール」
以下の項目は、愛知県内のどの対象校(名古屋市を除く)でも統一されています。
| 日数 | 年間3日まで(1日単位でも、3日連続でもOK) |
| 扱い | 「出席停止」扱い(欠席にならず、内申点等にも響かない) |
| 目的 | 保護者と同伴での「体験・探究の学び」(旅行、見学、調査など) |
| 前提条件 | 授業は休みになるが、その分は「家庭自習」で補うこと |
| 届け出 | 事前の申請が必須(当日連絡不可) |
| 取得禁止日 | ・定期テスト(考査)の日 ・学校行事(運動会、修学旅行、校外学習など)の日 ・式典の日(入学式、卒業式など) |
学校・市町ごとに「違い」がある運用項目
ここの項目は、学校のデジタル化状況や自治体の方針によって異なります。
「自分の学校はどうかな?」と確認が必要な部分です。
1.申請の方法
アプリ(コドモン等)やGoogleフォームで送信する学校が増えていますが、従来通りの「紙(ラーケーションカード)」や連絡帳で出す学校もあります。
2.提出の期限
一般的には「1週間前まで」が目安ですが、学校行事との兼ね合いで「2週間前」など独自に期限を設けている場合があります。
3.給食の止め方・返金
「〇日前までに申請すれば給食費を返金(停止)する」というルールは、学校の給食センターの契約状況によりバラバラです。
4.申請書の様式
愛知県共通の「ラーケーションカード」を使う学校もあれば、学校のホームページから独自の様式をダウンロードする場合もあります。
まずは学校からもらった年間行事予定表を確認してみましょう。
ラーケーションの取り方・3ステップ
- 【ステップ1】親子で計画を立てる
まずは「いつ、どこで、何を学ぶか」を家庭で話し合います。
▶活動内容の決定
博物館見学、地域の史跡巡り、キャンプでの自然観察など「体験・探究」の要素を盛り込みます。
▶日程の確認
年間3日までの範囲で、学校が指定する「禁止日(テストや行事)」を避けて設定します。
▶ツールの活用
学校から配布される「ラーケーションカード」や公式サイトのPDFを参考に、活動計画をイメージしましょう。 - 【ステップ2】学校に届け出る
計画が決まったら、学校へ事前に伝えます。
▶提出方法
学校により異なります(専用アプリ、Googleフォーム、連絡帳、紙のカード提出など)。
▶期限の守守
当日連絡はNG。原則として「1週間前まで」を目安に、余裕を持って提出しましょう。
▶給食の連絡
給食を止める必要がある場合は、学校独自の締切(数日前〜10日前など)までに必ず伝えます。 - 【ステップ3】活動当日・振り返り
当日は学校へ行く必要はありません。
▶体験学習の実施
計画に基づき、保護者と一緒に校外での学びを楽しみます。
▶出席の扱い
欠席扱いにならず「出席停止等」として処理されます。
▶学びの振り返り
帰宅後、何を学んだかを親子で振り返ります。学校への事後レポート提出が必要な場合もあります。
「ステップ2」の届け出については、最近は「コドモン」や「テトル」などの連絡アプリでサクッと申請できる学校が急増しています。
まずはお子様の学校の申請ルール(アプリか紙か)を確認しましょう。
【例文付き】受理される「申請理由」の書き方
学校に提出する「理由」に悩む保護者の方は多いですが、コツは「遊び」を「学び(探究学習)」に言い換えること。
盛り込むべき主な3つのポイントは次のとおりです。
1.目的の明確化: 何を学ぶか(学校の授業や教科に関連付ける)
2.活動の具体化: どこで、何をするか
3.振り返り: 学んだ後にどうするか(レポート作成、家族で話し合う等)
学校側がチェックしているのは、「ただの欠席」ではなく「家庭での主体的な学びがあるか」という点です。
【そのまま使える】シーン別・理由の例文集
| 活動の内容 | 申請理由の例文(コピー&アレンジOK!) |
| テーマパーク | 「テーマパークの運営やホスピタリティ(おもてなし)を体験し、社会科の『サービス業』への理解を深めます。帰宅後、家族でレポートを作成します。」 |
| お城・史跡巡り | 「○○城を訪れ、ガイドツアーを通じて歴史的背景を探究します。社会科の授業の補完として、当時の文化や建築技術について親子で学びます。」 |
| キャンプ・自然 | 「国立公園での野外活動を通じて、理科の『生態系』や環境保全について学びます。水質調査や植物観察を行い、ノートに結果をまとめます。」 |
| 科学館・博物館 | 「科学博物館にて最新のロボット技術を見学します。最先端技術がどのように社会で活用されているかを学び、理科の単元と関連づけて振り返りを行います。」 |
| 職場見学 | 「保護者の職場を訪問し、仕事の内容や社会の仕組みを直接学びます。働くことの尊さを体験し、将来のキャリア形成に向けた探究学習とします。」 |
100文字〜200文字程度で簡潔にまとめれば十分ですが、「家族旅行のため」「リフレッシュのため」といった休養のみの理由は避けたほうが無難です。

社会科、理科、総合的な学習の時間など、関連しそうな教科名を出すとさらに受理されやすくなります。
【2026】おすすめの過ごし方&スポット
2026年の平日休みを最大限に活かす、愛知県内のおすすめスポットを年代別に厳選しました!
「ただ遊びに行くだけ」にしない、ラーケーションならではの学びポイントも併せて紹介します。
小学生低学年向け(6〜8歳):五感で学ぶ体験
遊びの中に「発見」があるスポットがおすすめです。
| スポット | 過ごし方&学びのポイント |
| ファンタジーキッズリゾート名古屋北 | 大型遊具やサーキットで思い切り体を動かし、運動の大切さやルールを守って遊ぶ社会性を学びます。 |
| 豊田地域文化広場 | アスレチックで遊ぶだけでなく、工作教室に参加して「モノづくりの楽しさ」を体験。図工の延長として楽しめます。 |
小学生高学年向け(9〜12歳):探究心を刺激する旅
興味を深掘りし、レポートにまとめやすいスポットを選びましょう。
| スポット | 過ごし方&学びのポイント |
| ラグナシア | 海がテーマのアトラクションを通じて、海洋生物や水の科学について考えます。理科の単元に関連付けやすいです。 |
| 地域の史跡巡り(お城・神社) | 平日のガイドツアーに参加し、歴史上の事件や当時の生活を調査。社会科の自由研究としてまとめられます。 |
中学生・高校生向け(13歳以上):挑戦と専門性
スリルや高度な技術に触れ、自立した学びを促します。
| スポット | 過ごし方&学びのポイント |
| フォレストアドベンチャー・新城 | 本格的なジップラインに挑戦。自分の限界に挑む「チャレンジ精神」や、自然環境の活用方法をレポートのテーマに。 |
| リバーベース塩瀬(半田市) | SUPやカヌーで川下りを体験。水流の性質や気象条件、水辺の安全管理など、自然科学の視点で探究します。 |
| INAXライブミュージアム(常滑市) | 世界のタイルや陶器の歴史に触れ、実際にモノづくりを体験。「産業の歴史と職人の技術」を深く学びます。 |
| 明治なるほどファクトリー愛知 | お菓子の製造ラインを見学。食品工業のオートメーション化や衛生管理、企業のSDGsへの取り組みを考察します。 |
知っておきたい注意点とデメリット
「欠席扱いにならない」という大きなメリットがあるラーケーションですが、利用する前に知っておきたい注意点や、避けられないデメリットも存在します。
1.当日申請は絶対にNG
ラーケーションは「事前の計画」が前提です。当日になってからの申請や、後出しの連絡は認められません(原則1週間前まで)。
2.保護者の同伴が必須
「子供だけで家で過ごす」のは対象外です。親の休暇調整が必要になるため、仕事のスケジュール管理が重要です。
3.費用はすべて自己負担
交通費や施設の入場料などの補助はありません。
4.給食の手続き
取得日当日の給食費を無駄にしないためには、学校ごとの期限までに停止申請が必要です。
| デメリット | 具体的な内容と対策 |
| 学習の遅れ | 平日の授業を欠席するため、進度が進んでしまいます。特に高学年や中高生は、休んだ分の内容を自習で補う負担が大きくなります。 |
| 家庭間の格差 | 親の勤務体系(平日休みの可否)や経済状況によって、「休める子」と「休めない子」の差が出てしまうという懸念があります。 |
| 兄弟での調整難 | 公立・私立の違いや、名古屋市立(対象外)と県立(対象)が混在する兄弟の場合、一人は休めるのに一人は学校、という状況になりがちです。 |
| 先生の事務負担 | 出欠管理や、休み中の課題準備など、学校側の事務作業が増える側面もあります。感謝の気持ちを持って、早めの連絡を心がけましょう。 |
名古屋市が導入を見送っている最大の理由も、この『家庭間格差』への懸念です。
まとめ
今回は『【2026最新】愛知県 名古屋のラーケーション取り方ガイド!申請書の書き方&日数を徹底解説』について紹介しました。
愛知県の「ラーケーションの日」は、2026年度も名古屋市を除く県内全域で親子の大切な学びを支える制度として認知されています。
「平日に学校を休む」ことには、少し勇気がいるかもしれませんが、混雑を避けた平日だからこそ得られる体験や親子でじっくり向き合う時間は、教室での学習に勝るとも劣らない貴重な財産になります。
名古屋市立の学校に通うご家庭にはまだ適用されないという課題はありますが、対象エリアの方はぜひこの「年3回」のチャンスを賢く、計画的に活用してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!


